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食道カンジダ症

食道カンジダ症

 

自覚症状

胸焼け、胸の痛み,嚥下時の痛みなど。原因となるカンジダ(カビ)は 口腔内には常在していますが、食道炎を生じるのは免疫力の低下で食道でのカビの繁殖を押さえられない状況が背景にあります。自己免疫疾患、AIDS、癌、糖尿病、免疫製剤の投与などが原因になります。本例は 経口摂取が少なく、プレドニンという副腎皮質ホルモン(免疫抑制作用)を服用されていました。

診断 内視鏡で検査し、写真のような白黄色の散布された小隆起を認めれば疑われます。この白い部分を採取し、真菌の有無を検査して確定します。白黄色の散布様病変は 下記写真の如く、疎から密、一面に食道粘膜を覆う程度まであります。
治療 抗真菌剤の内服、基礎原因が除去できればその努力。抗真菌薬の内服困難な場合は注射を行います。