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多発性骨髄腫

多発性骨髄腫 診断画像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

症状 掲載例は 胸部痛、体重減少、食欲不振で受診
診断

本例は 胸部のMDCTで肋骨の溶骨(左中段画像)や著明な骨粗鬆症様変化と溶骨を認めます(左上段)。参考に同年齢正常者の肋骨画像を右上段に示します。X線、最近では精密詳細なMDCTで全身骨の検索がされます。血液生化学検査では蛋白電気泳動でγグロブリンの著明な増加をピーク様に認めます(右中段は本例の蛋白電気泳動)。このような異常を認めず、異常な蛋白を尿にのみ認める場合もあります。さらにγグロブリンのどの免疫グロブリンに異常かあるか調べます。本例はIgGが異常に増加しIgM, IgAは減少していました。多発性骨髄腫の診断には 異常免疫グロブリンの生産に関与する骨髄の形質細胞を調べます。形質細胞の異常な形状と増多を認めます。本例の骨髄像を下段に示します。血液生化学検査では貧血、アルブミンの減少、Caの増加、尿酸の増加、クレアチニンの増加、腎機能低下などを進行すると認めます。

治療 多発性骨髄腫に適した抗癌剤を使用します。詳細は割愛します。