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関岡クリニック
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進行性肺癌

肺がん・進行がん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

症状 掲載症例1は1ヶ月以上続く咳と嚥下時の痛みで来院、症例2は軽い胸部痛で受診、症例3は背部痛で受診
診断

画像診断には胸部X線撮影、詳細な診断にはCT、MDCT、PET-CTなどを用います。腫瘍の組織性状(がんの種類)の確定には喀痰の細胞診、気管支鏡を用いた腫瘍部位の生検、経胸壁的な穿刺針生検などが行われます。下記掲載画像は3次元的な任意断面画像が得られるMDCTにるものです。腫瘍の性状(血管発達状況)推定や、肺血管と腫瘍の区別、位置関係を明瞭にするため造影剤使用下に撮影したもです。黄色の破線内ががんの部位です。がんの種類は生検、血液腫瘍マーカから扁平上皮がんでした。がんの縦隔部位や肺門リンパ節への転移を適切な画像断面から評価します。その転移の有無、広がり部位から、手術の可能性、放射線治療か抗がん剤唖治療か、その併用かなどの治療方針を判断します。ピンクの破線で囲む部位に縦隔、リンパ節への転移を認めます。症例1は縦隔部位へ転移したがんは食道を圧迫し、大動脈周囲にも浸潤しており、食道内視鏡検査(最下段の画像)ではがんが食道内に膨隆して圧迫し、浅い潰瘍を生じています。嚥下時の胸の痛みや食物停滞感の原因が理解されます。本例は手術不能で放射線・化学療法が行われました。症例2もピンンクの楕円で示す部位にリンパ節転移を認めます。症例3は放射線療法が開始され3ヶ月後、他界されました。

治療 肺癌の種類(細胞・組織性状)とがんの広がり程度(転移、周囲への浸潤)、年齢などから、手術、放射線療法、化学療法(抗がん剤)治療などを選択します。