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関岡クリニック
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膝部の痛み

膝に痛を生じる疾患

 

 

 

 

 

 

 

 

 

症状

膝の痛みには起立時の痛み、正座時の痛み、階段昇降時に痛みを感じる場合、安静時にも続く痛み、膝部に熱感を伴う痛み、膝後方の痛み、転倒、事故後に生じた痛みなど、痛みの出現の仕方によって原因を推測して検査法を選びます。疑う疾患によってX線撮影、CT、MDCT、MRIなどの画像検査や関節液を穿刺してその性状を調べたり、血液生化学検査を追加して病因の鑑別、炎症の活動度、重症度などを評価します。症状だけで痛みの原因を確実に鑑別することは困難なこともあります。適切な治療方針を選択するには 原因の鑑別と重症度評価が重要です。

診断

添付画像の上段は膝後部に痛みと張りを感じて受診、視診・触診にても膝後方の膨隆を認めため、超音波エコー検査を行って、膨隆部に液体の貯留を確認し、右写真のごとく、穿刺排液し、液の性状からもBaker嚢胞と診断した例です。2段目左は膝の痛みで受診され、関節の腫れと熱感を認め、貯留関節液を穿刺して、その性状から通風性関節炎と診断した例です。2段目右は持続する膝痛で受診され、関節の腫脹を認め、関節穿刺を行い、その貯留液の性状から偽痛風と診断した例です(ピロリン酸カルシウムの結晶を多数認める)。3段目左は膝のX線撮影で関節隙間の狭小化(軟骨の減少)を認める変形性膝関節症の例です。その右は変形性関節症による痛み治療のため貯留した関節液を穿刺排液してヒアルロン酸を注入を行う例です。最下段左は事故で転倒後、膝の痛みを生じた膝の高原骨折例のMDCT画像です。高原骨折はX線撮影では診断できないことがあり、CTが使われます。下段右は転倒時、膝を強く打撲し、強い痛みで受診され、関節の腫れを認め、関節液の穿刺では関節内に出血を認め、MDCTによる検査を行った例です。膝蓋骨の骨折状況が詳細に観察できます。

治療 それぞれの痛みの原因、疾患で適切な治療方針を選択します。本ページでは各疾患の治療の詳細な説明は割愛します。