検査対象疾患 | 血管狭窄、血流障害が疑われる例や動脈瘤、モヤモヤ病などの血管異常、血管による神経圧迫性頭痛の疑いのある場合、頭痛の原因、腫瘍の疑いなど。 |
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他の検査法との関係 | 頸動脈超音波エコー、脳血管MRA検査などの後に精査でMDCTよる血管造影検査(MDCTの方がMRAより空間分解能が高い、一方造影剤が必要)が行われる場合もありまます。添付画像上段は脳動脈瘤(破線円内)の例です。下段右は、後頭・頸部の痛みで受診、造影MDCTで椎骨解離性動脈瘤を認めます。動脈瘤が破裂するとくも膜下出血となり激しい頭痛・意識障害を生じる危険な病気です。下段左は他院のMRA検査で右椎骨動脈の閉塞と言われ来院され、MDCTで検査した例です。MDCTでは閉塞ではなく血管が左に比べ細いことがわかります、椎骨動脈では左右血管径の非対称は時々認められます。 |
検査方法、検査時間 | 造影剤を腕の静脈より設定速度で機械で注入しながらそれに同期させて撮影。MDCTでの撮影時間は数秒~20秒。 |